onimayo･chocolate

先日、２５００円のステンレスマグを購入した。

しかし、手元に残っているのは後で読もうと取っておいた説明書のみ。



もう、本体は手元にない･･･



オフショアに行く予定だったのだが天候不良で欠航。

ショアに行ってもどうせ釣れないので行くか悩んだのだが、

ステンレスマグとオフショア用に買った防寒着の保温性を試したかったので

海に行ってみることにした。


１週間前にサゴシが釣れたポイントに行こうか悩んだが、

今年のショアでの釣りも最後っぽいし

せっかくなので通い続けたポイントに。


寒いし時期が時期だし釣り人も少ないだろうと思い５時半着。

ポイントに着いてみると、釣り人は見える範囲では２人のみ。

釣り座は選びたい放題だったので周りに誰もいないとこまで行き、

ライトで足元を照らしながら障害物の少なそうな場所にエントリー。


タックルを組んで、夜が明けるのを待つ。

買いたてのステンレスマグに入れてきたホットコーヒーを飲みながら一服。

やっぱり寒い時に飲むホットコーヒーは美味しいね。


空が白み始めてきたのでビッグバッカーをキャスト。

グリグリ巻いていると何かにコツンコツン当たる。

ちょっと早めに巻いてみるとサヨリが釣れた。

いや、刺さった。

とりあえずボウズ回避だ。


今日はイイ日だなぁとヘラヘラしてたら目の前でナブラが!!

こんな間近でナブラを見たのは何か月ぶりだろう･･･

興奮しながら投げ続けていたら、ナブラの中から水面を割って何かが飛び出した。

銀ピカに輝くペラペラ。

タチウオだ･･･

ちょっぴりガッカリしたが、この際釣れるのならボラでもタチウオでも何でもイイ。


しかし、ノリノリのタチウオが捕食してる状況にも関わらず釣れない。

これが、小生の実力だ。


全然釣れないし、ナブラが近いのでビッグバッカーを投げるメリットは無い。

なので、ルアーを変えてみることにした。


ナブラが断続的に出ていたのでトップを投げようかと思ったが、

このチャンスに自信の無いトップを投げる勇気が無い。

という事でミノーを投げることに。

あっ、ミノーも自信ないけどテキトーに巻いてたらどうにかなるかと･･･


ミノーをキャスト。

すると、着水と同時に重みが･･･

ゴリゴリ巻いてみるとサヨリが釣れていた。

２匹目GET。今日はホントにイイ日だ。


フローティングだとサヨリが釣れてしまうのでシンキングに変えて

ちょっと沈めてみたり巻くスピードを変えてみたりジャークしてみたり･･･


色々と試していたら･･･

何も釣れないまま、ナブラもなくなり穏やかな海になってしまった。


時間は既に７時過ぎ。

時合は終わったっぽいのでジグでエソを狙う事に。


お気に入りの闘魂ジグにしようかと思ったが、

ベイトがサヨリっぽいのでシルエットの似ている撃投ジグにすることにした。

なんとなくピンクゼブラが頭に浮かんだ。

『うん、ピンクゼブラにしよう』

タックルケースをガサガサして最初に手に取ったのはピンクゴールド。

『んっ!?神様の思し召しか?ピンクゴールドを使えって事か??』

いやっ、神様なんて居ねぇ。

結局、最初に頭に浮かんだピンクゼブラを付けてみた。


フルキャストして着底を待つ。

着底してからシュッシュッシュッシュッシュッ・シュシュッ!!

そう、巷で噂のシュッシュッシュッシュッシュッ・シュシュッジャークだ。

手前の方は根掛かりするので３回底を取ったら回収。


２投目、フルキャストして着底を待つ。

『そういや、ナブラは手前の方で出てたよなぁ･･･』

という事で、根掛かり覚悟で手前まで底を取ることに。


そして、５回目の底取り。

着底させてからシュッシュッシュッシュッ・グンッ!!

『キター!!なんかキター！！』

反射的にフッキング。心配なのでもういっちょフッキング。


ロッドを通じて感じる重み･･･

『もうええって･･･ハマチでエエのに』

今年は２回メジロを掛けたが、

２回とも足元まで寄せてきて姿を見るだけ見て逃げられた。

どうしても、青物を釣りたかった小生としては獲れる確率の高いハマチの方が良かったんだが･･･


流石に３回もバラすのは嫌なので、今回は時間をかけて慎重にいくことにした。

魚が元気なうちに寄せてしまうと走られてしまう。

底はもちろん左右にちょっとでも走られたらラインが擦れて切れてしまう。

まぁ、うまい人ならゴリ巻きで魚に主導権を与えず簡単に獲れるんだろうけど･･･


という事で、ドラグを緩めて沖で泳がせて弱らせることにした。

幸い、周りに誰も居ないので迷惑は掛からない。

適度にテンションが掛かるぐらいにドラグを緩める。

チリチリチリチリ･･･ジジッ･･･ジー!!

元気に泳ぎ回っているので暫く放置。


大人しくなってきたのでドラグを締めて巻き巻き。

すると、また元気に走ろうする。

『もう･･･めんどくせぇなぁ』

再度ドラグを緩めて泳がせる。


もう暇なので一服しようかなってぐらい放置。

その間、魚を通すラインと取り込む場所の確認。

『あの辺から浮かせて、あそこを通して、ココでタモ入れ･･･』

よしっ、イメトレは完璧。


再び大人しくなってきたのでドラグを締めて巻き巻き。

『ヌゥオッ!!ヤバい、何か擦れてる･･･』

底の何かにラインが擦れてるっぽい。

無理に引っ張ったらラインが切れそうなのでドラグを緩めて魚に移動してもらう。


放置しすぎたら魚の姿を見る事すら出来ずに逃げられそうなので、

勝負に出ることにした。


ドラグを締めてゴリ巻き。

手前まで寄せてくると横に走ろうとしたので、強引に引っ張って頭の向きを変える。

そのまま浮き上がってきて確認出来た魚体。

『あれっ!?小さい。ハマチ??』

魚は疲れ果てたのか横になって腹を見せている。

流石にこの状況だと小生でもタモ入れ出来る。


障害物をかわしながら、イメトレ通りのラインを通してきてタモ入れ･･･

届かないっ!!

目測を誤った･･･

しかし、魚は全く暴れないのでタモを持ち直して再度タモ入れ。

そして、無事にネットイン。



「よっしゃ･･･よっしゃ･･･よっしゃ･･･」

１人で来ていたので大きい声を出して喜ぶわけにもいかずブツブツ呟く。

暫くタモを片手に無駄にウロチョロしてから、落ち着いてきたので〆ることに。



メジャーをピンッと伸ばした状態で６７ｃｍ。

去年釣れた奴より小さいけど、今年もなんとか釣れてよかった。

同じメジロでもオフショアで釣れたのとは嬉しさが全然違うね。


小生のクーラーには入らないので頭を落とすことに。

ついでに腹を出してベイトを確認してみる。

やっぱりね、ルアー釣りはマッチ・ザ・ベイトが基本。

小生の読み通り、胃の中には大量のサヨリが・・・



って･･･

サヨリじゃねぇ!!

『誰だ!?お前は!!』


イワシ??

ジグのシルエットもクソも関係なかった･･･



神経締めしてバケツにポイッ!!


血抜きの間に、ステンレスマグに入れてきたホットコーヒーを飲みながら一服。

やっぱり釣れた後に飲むホットコーヒーは美味しいね。


一服を終え足元にステンレスマグを置いて、

バケツに差していた魚をクーラーに入れようとゴソゴソしていると･･･

カランッ･･･ガラガラガラガラ･･･ボチャンッ!!

『エッー!?』

すぐに探してみたが、既にステンレスマグの姿は無かった･･･

『買ったばかりなのに･･･』

落ち込んだ。小生は激しく落ち込んだ。

落ち込むこと２・３秒･･･

『まぁいいっか!!』

釣れてなかったら立ち直れないぐらい落ち込むが、

メジロが釣れて浮かれていたので直ぐに諦めた。


ラインを確認してみると１．５ヒロとってたリーダーが

PEとの結束部分付近まで擦れてザラザラになっていた。

結びなおすのも面倒だし、精神的に疲れたので帰ることにした。


家に帰ってから釣れたメジロを捌く。

『あぁ、めんどくせぇ･･･』

そして、小生は思った。

『このメジロは海に帰すから、小生のステンレスマグを返してくれっ!!』



翌日、もあいさんと同じポイントへ。

前日と同じように手前まで底を取りながらジグをシャクっていると･･･

根掛かりでジグを２個ロスト。

まぁ、こんなもんだね。



去年は１２月初旬に釣れて、今年は１２月中旬。

青物シーズンの９・１０・１１月には釣れないのに。

来年は１２月だけ釣りに行こうかな･･･



まぁなんせ、今年も通い続けたポイントで釣れてよかった。

今回はタモ入れも自分で出来たし、獲った感がある。

ホント良かった。

いや、でもやっぱりステンレスマグは返してほしい･･･

近畿の釣果情報はコチラ

ではლ(◉◞౪◟◉)ლ　　


【TACKLE】

ROD : SHIMANO　EXSENCE　S1100H/R － Wild Full Contact
REEL : SHIMANO　STELLA　4000XG
LINE : DUEL　HARDCORE X8 1.5号
LEADER : SUNLINE　SYSTEM SHOCK LEADER　35ｌｂ